for文で用いられる制御用変数iは、ただループ回数を管理するだけでなく、その値を直接使って、さまざまな演算を行うことができます。次のプログラムは、1から8までの和を計算するというものです。
<制御用変数の値を利用する>
7行目のfor文では決まり文句通り、変数iを利用しています。この変数iの値は、ループ回数を数えるだけでなく、その実行文の中で自由に利用することができます。ここでは、8行目で、
wa=wa+i; ( wa ← wa+i )---最初のwaの値に変数iをプラスして、それを新たなwaの値にせよ
のように変数iの値を利用しています。
これによって、iの数が増えるたびに、そのiの数をwaに加算していくということが可能になります。
<プログラムの流れ>
フローチャートは、次のようになります。さて、次は繰り返す回数が分からない場合の繰り返しプログラムを見てみましょう。