<おまけ1>

合計処理をする関数


配列データをユーザ関数に渡すプログラムは理解が難しいので、9章では省きました。興味がある人は、配列データを渡すプログラム例を載せましたので、見てみて下さい。

次のプログラムは、「1週間の売り上げ個数を合計するプログラム」です。このプログラムでは、配列データを合計するgoukei関数を利用しています。 

 

 

 

<配列データをユーザ関数に渡す>

main関数の配列データをユーザ関数に渡すには、実引数側の記述に注意が必要です。

配列データの場合、配列の全データを関数に渡すのではなく、配列の名前の情報だけをユーザ関数に渡し、後はユーザ関数側で、その名前の配列の情報を参照する方法を取ります。(これはアドレスとポインタを利用したものです。しかし、アドレスとポインタについては難しくなるので説明しません。)

たとえば、
static int kosuu[7]={12,10,13,14,11,9,8};
という配列の情報をユーザ関数に渡すには次のようにします。


※ また、仮引数の[]の中には何も書いてはいけません

 

<goukei関数>

このプログラムでは、goukei関数を次のように作って利用しています。

 

(1)関数名をgoukeiにしています。

(2)実引数からデータを受け取る仮引数の型宣言をしています。(nは配列データのデータ数を表していて、実引数側から7というデータ数を受け取ります。)

(3)戻り値の型宣言をしています。

(4)goukei関数の処理内容を記述します。

(5)戻り値を呼び出し元に返します。