Cの機能(一部)


<演算子>

「算術演算子」
算術演算子は、数値を計算するものです。
演算子
機能
使用例
aの値
+
加算
a=5+2;
7
-
減算
a=5-2;
3
*
乗算
a=5*2;
10
/
除算
a=5/2;
2
%
剰余
a=5%2;
1
++
1加算
++a;
最初のaの値を5とすると、6
--
1減算
--a;
最初のaの値を5とすると、4
※ 整数の除算の場合、小数点以下は切り捨てられる。

「関係演算子」
関係演算子は、2つの値の大小関係や等値関係を判定するものです。
演算子
説明
記述例
記述の意味
>

 大きい

 if(a>10)

 aが10より大なら

>=

 大きいか等しい

 if(a>=10)

 aが10以上なら

<

 小さい

 if(a<10)

 aが10より小なら

<=

 小さいか等しい

 if(a<=10)

 aが10以下なら

==

 等しい

 if(a==10)

 aが10なら

!=

 等しくない

 if(a!=10)

 aが10でないなら

※ =が1つだけでは「a=10; 」のような数値代入の意味になってしまうので、等しいということを表すには==とイコールを2つ続けて書く。 

「論理演算子」
論理演算子は、条件文の条件式が2つ以上あるときに使うものです。
演算子
説明
記述例
記述の意味
&&

 論理積

(かつ/and)

if(x==2 && y==5)

xが2かつyが5なら

||

 論理和

(または/or)

if(x==2 || y==5)

xが2またはyが5なら

!

 否定

(でない/not)

if(!(x==2 && y==5))

xが2かつyが5、でないなら 


<printf関数>

・printfは、文字や数字を出力するときに使う

・変数の値を出力するときには、変換文字列を使用する

scanf関数の数値入力の変換文字列>
変換文字列
意味
%d

 10進法で出力する (整数を扱う場合)

%f

 浮動小数点数として出力する (実数を扱う場合)

「数値出力方法の記述例」
記述
出力

printf("%d\n",a);

12 

printf("答えは%dです\n",a);

答えは12です

printf("%d%d\n",a,a);

1212

printf("加算=%d\n",a+24);

加算=36

printf("%f\n",b);

9.5

printf("数値は %f です\n",b);

数値は 9.5 です

printf("%f %f\n",b,b);

9.5 9.5

printf("加算結果は%fです\n",b+1.0);

加算結果は10.5です

printf("aは%dで、bは%fです\n",a,b);

aは12で、bは9.5です

※ プログラムで、int a; a=12; float b; b=9.5; のように変数宣言され、変数の値が決まっているとする。 


<scanf関数>

・scanf関数は、キーボードからの入力のための標準関数である。

scanf関数数値入力の変換文字列>
変換文字列
意味
%d

 10進法で入力する(整数を扱う場合)

%f

 浮動小数点数として入力する(実数を扱う場合)

「数値入力方法の記述例」
入力数字の種類
記述例
整数
scanf("%d",&a);
実数
scanf("%f",&b);
※ プログラムで、int a; float b; のように変数宣言されているとする。

scanfで変数にデータ収納するときには、&を付ける必要がある。(&を忘れないように気をつける。)

 


<制御文>

「if文」 

if文は、「条件によってAの処理をするかBの処理をするかを決める」というときに用いられます。
 「if-else型条件文」
 

「else-if文」 

else if文というのは、「条件が複数ある」ときに使います。
「else if文」

この場合、条件1〜3までが上から評価され、一致したところの文を実行し、else if文から抜けます
一致する条件がなかった場合else節が実行されますが、else節に書くものがなければ、実行文を省略できます。

 

「for文」

for文は、「繰り返し回数が分かっている」ときに用いられます。
「for文の決まり文句」

 

「while文」

while文は、「繰り返し回数が分かっていない」ときに用いられます。
「while文の決まり文句」

 

「return文」

return文は、 「関数から値を戻す」ときに使います。

「ユーザ関数の作成の決まり文句(引数、戻り値ありの場合)」