さて、別の日。
あなたは、ワクワクバーガーで今度はフライドチキンを買いました。16個入りのチキンです。
家に戻って、チキンのはいった箱を開けてみます。
「うーむ、なんとなく小さい気がする。この間のポテトの場合は、モグモグバーガーと比べて、分散は違っていたけれども、平均はほぼ同じだった。でも、このフライドチキンは全体的に小さいような気がする。実際のところは、どうなんだろう?」
そこで、あなたはライバル店のモグモグバーガーに出かけて、同じ16個入りのフライドチキンを買ってきました。ポテトで学んだ経験を生かして、それぞれのチキンの平均と分散、標準偏差を調べてみることにしました。
チキンの重さのデータは、次の表に示したとおりです。このデータを使って、平均、分散、標準偏差を計算してください。
ワクワク |
モグモグ |
|
1 |
135 |
144 |
2 |
142 |
143 |
3 |
149 |
139 |
4 |
146 |
166 |
5 |
149 |
169 |
6 |
144 |
144 |
7 |
137 |
147 |
8 |
138 |
138 |
9 |
156 |
176 |
10 |
153 |
133 |
11 |
150 |
170 |
12 |
147 |
137 |
13 |
136 |
146 |
14 |
160 |
140 |
15 |
142 |
122 |
16 |
157 |
177 |
◇
Excelを使って計算しましょう
◇
これらの値から何がわかるかを書いてみましょう。特にワクワクバーガーとモグモグバーガーのチキンの比較に注目して書いてみましょう。
さて、あなたの計算結果はどうなりましたか。私の計算では、次のようになりました。また、これらの値から何がわかるかを次のように書いてみました。
ワクワクバーガーのチキン16本の重さの平均は、146.3グラムであった。一方、モグモグバーガーのチキン16本の重さの平均は、149.4グラムであった。
両者の平均の差は、3.1グラム(149.4−146.3)であり、これは大きい差であるようには見えない。
ワクワクバーガーのチキン16本の重さの分散は、56.34で、標準偏差は7.51グラムであった。一方、モグモグバーガーのチキン16本の重さの分散は、260.62で、標準偏差は16.14グラムであった。
両者の標準偏差を比較すると、ワクワクバーガーのチキンはモグモグバーガーのチキンの半分以下になっている。これはワクワクバーガーのチキンの方がよりばらつきが少ないということを示している。
いかがでしたか。
では、通過テストにチャレンジしましょう。