3.1

段落

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 段落とはひとまとまりのアイデア

 段落は適当なところで変えるものじゃないんだよ。そして、ひとつの段落はひとつのアイデアでまとまってなくちゃならないんだ。次の例で確認しようか。

(原文)

 富山は高校の進学率、そして大学への進学率が全国的に高い。しかし、高校はともかく、大学へ進学する時点において多くの若者を自ら手放しているとしか思えない。実際、私の友人も9割方外へ出たはずである。富山は社会へ出る一歩手前の大事な人材を手放してしまっている。大学でなく企業もそういえるかもしれない。富山は案外地元の企業が少ないし、職種も少ない。富山に今一つ若い活力が欠けているのは若い人材の不足という点にあり、そして若者をつなぎ止めておける力がないというのが問題点である。


この文章は次の3つのトピックからなっているね。わかるかな?

・大学進学時点で県外に出る人が多い。
・就職時点で県外に出る人が多い。
・県内に若者をつなぎ止める力がないことが問題だ。

 

したがって、3つの段落にするとよいんだよ。
改善例


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