1.4

なぜ実用文を書く技術が必要なのか

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 だからこそ、ちゃんと読み手を意識して、その人にわかるように書く技術=実用的文章を書く技術が必要になってくるのです。

 大学では、しばしばレポートを書かされます。卒業するためには卒業論文を書かなければなりません。それは、社会にでて実用文を書く技術がかならず求められるからです。そして実用文を書くときは、テーマを決め、資料を集め、構想を立て、試行錯誤しながら書くというプロセスを通ります。この中で、書き手はいろいろなことを考え、そして学ぶのです。

いいかえれば実用文を書く訓練は、考える力をやしなうことにもつながるのです。

 実用文を書く技術の必要性をまとめるとつぎの2つになります。

(1) 文章によるコミュニケーションの力をつける

(2) 書くことで考える力をつける

大学では、このような力をつける訓練をしているのです。


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