3.1

イメージマップ

[ ←前のページ↑目次に戻る次のページ→ ]


アフロ先輩:「ちょっとこれ見てごらん」

「プロ野球」というテーマを中心にした思考マップ

文子:「これがイメージマップですか?」

アフロ先輩:「そうだよ。イメージマップの中でも思考マップと呼ばれるものさ」

アフロ先輩:「思考マップの作り方を簡単に説明するとね。かくかくしかじかこうこう・・・・・・

思考マップの作り方

1. 書きたいテーマを中心に置いて丸で囲む

2. そこから思いついたことを丸で囲みながら書き出し、線でつないでいく

3. 書き出した項目どうしで関連のあるものも線でつなぐ

思考マップを書くことで、テーマについての知識の関連が明確になり、どんなことを書けばいいのかがはっきりしてくる。

・・・・・・・・なんだよ」

文子:「アフロ先輩よくわかりました」

アフロ先輩:「思考マップのつぎは構成マップを書いてみよう」

文子:「えっ、まだ書くんですか?」

アフロ先輩:「思考マップは頭の中で考えていることを、目に見える形に落としただけなんだ。今度はそれを整理して、もっと書きやすい構成にするために構成マップを書くんだ」

アフロ先輩:「これが構成マップだよ」

「なぜ巨人は人気があるのか」というテーマを中心にした構成マップ

アフロ先輩:「構成マップの作り方を簡単に説明するとね。かくかくしかじかこうこう・・・・・・

構成マップの作り方

1. 思考マップを書くことではっきりした「一番書きたいこと」を中心に置いて丸で囲む

2. そこから思いついたことを丸で囲みながら書き出し、線でつないでいく

3. 書き出した項目どうしで関連のあるものも線でつなぐ

構成マップを書くことで、思考マップに書かれたアイデアの必要のない部分が削られ、書きたいことを中心にした構成ができる。

・・・・・・・・なんだよ」

文子:「はい、よくわかりました。たしかに構成マップを見てみると、前に書いたの思考マップよりももっと具体的な内容があがってきてますね。とくに、コマーシャル→オロナミンCっていうつながり、よく分かります」

アフロ先輩:「たしかに、巨人といえば元気はつらつオロナミンCだよね」

文子:「この人はなぜ巨人ばかりが人気があるのかについて書こうとしていますね。その理由として、テレビ中継が多いことや東京が地元であること、また人気選手や長島監督の存在についても注目していますね。構成マップを見ると、その人がどんなことを書こうとしているのかがよくわかります」

アフロ先輩:「そうだね。文章を書こうとするとき、多くの人は、頭の中でぐちゃぐちゃなにを書こうか考えているよね。そうやっているうちにだんだん書けなくなってきて、あせってなんていう悪循環を繰り返すのさ。それよりは、こういったイメージマップを使って頭の中で考えていることを、どんどん目に見える形に出していって、その出されたものを使ってまた考えるということをやった方が簡単で効率がいいのさ

文子:「すごーい、さすがアメリカ仕込み」

アフロ先輩:「ぼくは、パパの仕事の都合でハイスクール時代は、ワシントンで過ごしたからね。まあ、これくらいたいしたことないさっ」

     


[ ←前のページ↑目次に戻る次のページ→ ]