3.2

アウトライン

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文子:「ところで『あうとらいん』ってなんですか?」

アフロ先輩:「アウトラインっていうのはね・・・

アウトラインとは

これからどんなことをどんな順番で書くのかを箇条書きにしたものをいい、文章の構成を決めたり、アイディアの整理をするのに役立つ。

アウトラインさえ作ってしまえば、あとは集めた材料を配置し、枚数に応じてふくらませたりまとめたりして書けば、自然と文章ができあがる。

・・・なんだよ」

アフロ先輩:「アウトラインはたとえていうならば、家を建てるときの柱の役割をするんだ。柱をしっかり立ててしまえば、家はつぶれることはないように、アウトラインさえしっかりつくってしまえば、文章の骨格がしっかりする。あとは壁や床を張ったり、窓やドアをつけたりするように、文章を膨らましていけばいいんだ」

            

文子:「なるほど」

文子:「でも、アウトラインって、どうやって作ればいいんですか?」

アフロ先輩:「うん、アウトラインの作り方を簡単に説明するとね・・・

アウトラインの作り方

1. そのテーマについて、思いついたことを何でも書き留めておく。このとき、一見して内容が分かるように箇条書きにしておく。

2. 考えが集まったら、グループ化する。

グループ化していくと、最初はバラバラで何の関連もなかった考えどうしが関連づけられて、いくつかの大きなかたまりとなっていく。

3. 本の目次でいえば編→章→節というように、大きな項目から小さな項目へと親子関係を作る。「子」は段階を下げておく。

4. どんな順番に書けば分かりやすいものとなるかを考えながら、グループを入れ替えたりして流れを整える


・・・なんだよ」

アフロ先輩:「じゃあ、文子ちゃんの作った構成マップを元にして、アウトラインを作ってみよう」


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