4.1

文章の組立て

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アフロ先輩:「ベイベー。これはちょっといけないな」

文子:「えっどこですか?」

アフロ先輩:「ひとつひとつの段落はかなりいい感じなんだけど、文章全体としてはなんだか読みにくいよ」

文子:「どういうことですか、先輩」

アフロ先輩:「つまりね、文章全体の構成がよくないんだよ」

「まず、話が唐突すぎるよ。いきなり、活動内容を書くのはちょっと強引だよ」

「この紹介文は、誰に見てもらいたいんだい?ベイベー」

文子:「学園祭に来てくれた人です。友達とかももちろんいるけど、来年この大学を受験しそうな高校生とか、他の大学のサークルの人とかにも読んで欲しいです。そうしたら、高校生は来年このサークルに入ろうと思うかもしれないし、他の大学のサークルの人とは交流が広がるかもしれないし」

アフロ先輩:「オ〜ケ〜、ベイベー。ちゃんと、読み手と目的は意識してるんだね」

アフロ先輩:「そうだったら、書き出しはいきなり活動内容じゃなくて、もっと一般的な話にしようよ」

アフロ先輩:「文章は大きく分けて、序文(序論)、本文(本論)、結論の3つから組み立てるのがいいんだ」

 

 

 

 

 

文章の基本的な構成法
文子ちゃんの書いた
サークル紹介文の構成法

「文子ちゃんの書いたサークル紹介文には、序文がないんだよ。いきなり本文にはいっちゃうと、読み手はまだ読む準備ができてないから困っちゃうんだ」

「序文には、こんな役割があるんだよ、ベイベー」

読み手が抵抗なく本文にはいっていけるように準備を整える

 

序文に必要な要素

(1) 読み手が本文を読むべきか否かを敏速・的確に判断するための材料を示す

(2) 本文に入る前に必要な予備知識を読者に提供する

「だから、序文、本文、結論の組立てがちゃんとできてないと、読んだときに流れの悪い文章になっちゃうんだよ、ベイベー」

「この、序文、本文、結論の構成法は一番ポピュラーだから、これにしたがって書いとけば、まず問題はないよ」

文子:「はーい、わかりました。序文を書き加えてみます」

カリカリカリカリカリカリ........................................................

文子:「先輩、こんな感じでいいでしょうか?」

文子ちゃんの書いた「サークル紹介文」(序文あり)をみる

アフロ先輩:「オ〜ケ〜、ベイベー。いい感じだね。これなら、本文にスッと入っていけるよ」


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