page : 10-1・プレゼンテーションをしよう

ここでは、聴衆の前で特定のテーマについて発表すること(プレゼンテーション)を練習します。また、その時に提示するスライドの作り方を学びます。

今回の実習ではあなたは次のことができるようになります。

  1. 基本的なプレゼンテーションのやり方がわかる。
  2. クラリスワークスで発表用のスライドを作ることができる。
  3. 与えられたテーマで実際に適切なプレゼンテーションができる。

プレゼンテーションの定義と目的

プレゼンテーションとは、一定の時間内で、OHP(オーバーヘッドプロジェクタ)などの道具を使い、与えられたテーマについて聞き手に説明することです。大学では、レポートを書くことと並んで、こうしたプレゼンテーションをやる機会が多くあります。また、社会に出てからも、企画や商品の説明、あるいは報告会での発表など、プレゼンテーションの技能が必要とされる機会はしばしばあります。学生時代の早い時期に基本的なプレゼンテーションの技能を身につけておくことはますます必要になってきています。

プレゼンテーションの目的は、説明した内容が聞き手にうまく伝わることです。どれほど高尚な内容であっても聞き手に理解されなければそのプレゼンテーションは失敗です。聞き手に伝わらないプレゼンテーションは独りよがりにすぎません。ですから、聞き手の属性(どんな年齢層か、何を期待しているか、背景的な知識はどれほどもっているか、など)によって適切なプレゼンテーションは変わってきます。そのために、聞き手に合わせて、話す内容の構成、話し方、スライドをよく考えて、プレゼンテーションの準備をします。


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