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計算処理の前には変数が必要


<変数は「データを入れる容器」>

計算などの処理をするには、「変数」が必要です。なぜなら、「変数」とは計算処理に必要な数値データを収納するための場所だからです。

例えると、データを入れる容器のようなものなのです。

変数では、次々に中身を入れ替えて利用します(中身が変わるので「変数」)。つまり、変数という容器の中身を入れ替えることで、いろいろな値に対応した一定の処理をすることができます。

※ 変数という容器には、それぞれを区別するために名前が付いています。この絵の場合、「a」という変数に2(データ)が入ってます。

 

※ 変数の中身は入れ替えることが可能です。

 

<変数は方程式のx、yに似ている>

C言語の変数とは、少しちがいますが数学の方程式に出てくるxやyなどを思い浮かべると理解しやすいかもしれません。

たとえば、y=2x+50のような式があったとすると、xに入れる数字を変えることで、同じ方程式でも答えが違ってくると思います。それと、同じように、変数の値(中身)を変更することで、同じプログラムで処理結果を変えることができます

また、数学で使ったxは、x=3のように「xの中身は3である」という表現ができました。同様にして、C言語でも「x=3;」と記述することで、変数にデータを収納することができます。

 

<変数の名前>

変数の名前は自由に付けることができます。しかし、次の注意事項があります。 

・変数の名前は原則として、英数字で付けること

最初の1文字は英字であること

・C言語の文法で使用される用語や関数と同じ名前は使用できない

 

それでは、実際に変数を使ったプログラムを紹介します。

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