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条件が複数ある場合の<else if文>


次のプログラムは、割引金額のプログラムにさらに条件が増えたものです。

条件は

お買い上げ金額が

---10000円以上なら2割引した金額にする
---10000円未満5000円以上なら1割引した金額にする
---そうでなければその金額のままにする

というものです。

 

<else if文>

このプログラムの場合、else if文を利用します。else if文というのは、条件が複数あるときに使います。

「else if文(条件が3つあるとき)」

この場合、条件1〜3までが上から評価され、一致したところの文を実行し、else if文から抜けます

一致する条件がなかった場合else節が実行されますが、else節に書くものがなければ、else節を省略できます。(※else節は省略可能です)

実行文が複数の場合には、やはりブロック{}で囲みます。

 

<「かつ」の表現>

通常、条件式には1つの式を書きますが、場合によっては2つ以上の条件式を書く必要があるときがあります。

たとえば、

「a>5」かつ「a<10」なら

「a==2」または「a==5」なら

といったものです。この中の「かつ」、「または」に相当するものが論理演算子と呼ばれるものです。

上のプログラムでは、15行目の

は、「5000円以上」かつ「10000円未満」というのを表しています。

ここで、&&「かつ」に相当する論理演算子で、「アンド」と呼ぶこともあります。

たとえば、「aが0〜100の間に入るか調べる条件式」として0<=a<=100とは書けませんので、論理演算子を用いて
0<=a && a<=100
と書かなければなりません。 

<プログラムの流れ>

フローチャートは、次のようになります。

 

続いて、「または」という論理演算子についても説明します。 

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