さあ、通過テストです。がんばって。
ある小学校で、算数の分数の計算を教えるためのマンガを使った新しい教材を開発した。この教材の効果は従来のものと比べ、効果があるようだということはわかっているが、さらにその効果が子どもの算数に対する好みによってどう違うのかを調べたいと思う。
この効果を調べるために、あるクラスでは従来の教材で教え(統制群)、別のクラスではマンガ教材で教えた(マンガ群)。一日おいて、分数の計算テストをした。このとき、各クラスで、算数が好きか嫌いかというアンケートをあらかじめ取っておき、算数が好きな子ども10人と嫌いな子ども10人とで比較することにした。
テストの点数データ(10点満点)は次のようになった。これを分散分析したい。
統制群 |
マンガ群 |
|
算数が好き |
7, 8, 6, 8, 10, 7, 8, 8, 9, 7 |
8, 9, 10, 10, 8, 8, 9, 7, 10, 8 |
算数が嫌い |
4, 6, 5, 4, 3, 7, 5, 6, 4, 5 |
8, 7, 8, 6, 9, 7, 8, 8, 10, 8 |
(1) この検定での帰無仮説を言いなさい。
(2) この検定での対立仮説を言いなさい。
(3) 4つの条件におけるそれぞれの平均と標準偏差を計算しなさい(小数点以下第3位を四捨五入)。
(4) 4つの条件の平均を1つのグラフに描き、それを見て交互作用がありそうかどうかについて、予想しなさい(グラフの添付は不要です)。
(5) 分散分析表を作りなさい(小数点以下第3位を四捨五入)。
(6) 有意水準を1%としたとき、この分散分析表から言えることを書きなさい。
(7) 以上の検定の結果を、わかりやすいことばで説明しなさい。