3.2 トピックをひとつ決めて書く 達人:「次に、自分にとって面白いことや、つまらないことなどが頭の中に浮かんできたら、その中のひとつだけを取り上げて書く。このことを『トピック主義』と呼ぶことにする。トピックとはな、充分に小さくて限定されたテーマのことである。トピックの具体例を表にしたものがあるので、それをちょっと見てもらおうぞ。」
外部ソース系 今日見たテレビの「流氷ダービー」について思ったこと
今日の新聞のカレー事件についての投書から思ったこと
なぜ系 なぜパソコンはいつまでたっても安くならないのか
どうして○○先生の授業はいつもつまらないのか
イベント系 中学時代の友達のサリーちゃんが遊びに来た
彼氏と一緒にもちつき大会に行って来た
達人:「注意したいのは、トピックは出来事ではないということである。 たとえば『中学時代の友達が遊びに来た』という出来事を取り上 げてみる。これを出来事として日記に書くとすると、
・中学時代の友達が遊びに来た
・いろいろ長話をした
・友達は中学時代とあまり変わっていなかった。
というようなことを書いて終わってしまう。しかし、トピック主義で は「友達は中学時代とあまり変わっていなかったが、仕事につい ての考え方がしっかりしているなと感じた」ということに(たとえば)注目するんじゃ。仕事についての考え方がしっかりしているのは、友達がバイトをしているせいなのか、ボランティアをしてい るせいなのか、とにかく自分の気になったところに注目してそのことを詳しく書く。これがトピック主義の書き方なんじゃよ。」
好子ちゃん:「ふ〜ん。つまりトピック主義では、ある出来事を通して思ったことや考えたことを自分なりに掘り下げていくってわけね。」
達人:「そのと〜り〜!!」
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